素早く吸収できるためにはハイポトニックであることが必須ですが、エネルギー補給のために炭水化物の量を確保しようとすると、アイソトニック、またはそれ以上になってしまいます。そこで大活躍するのが「デキストリン」です。 デキストリンとは炭水化物の一種。
でんぷんを分解する途中の物質で、砂糖やぶどう糖に比べて多く使ってもハイポトニック（低浸透圧）にすることができる優れものです。ただし、デキストリンとして市販されているわけではないので、利用したい場合はデキストリンを用いて作られたドリンクやゼリーなどを使うことになりますが、残念ながらコンビニでは殆ど置いていないようです。コレに限っては、スポーツ用品店があれば覗いてみてください。
なおデキストリンには大きく分けて、エネルギーになる「デキストリン」と、エネルギーにならず食物繊維としての働きをする「難消化性デキストリン」の２種類があり、コンビニで多く見かけるのは後者です。試合のときにはエネルギーが必要ですから、原材料表示をよく見てエネルギーになる「デキストリン」を使ってください。
